おいらプラナリアだよ〜♪

まずは自己紹介!

大きさは?

体長1cmに満たない、小さなぺったんこの生き物です。あんまりちっちゃいので、石の上にいると一見居るのかどうかも分からないです。冬は3〜5cmにまでなることがあります。これは水温が低くなると分裂回数が減るからだそうで、とくに寒い日が続いて有性化すると顕著に大きくなるそうです。

茶色いのもあれば、真っ黒な物、っぽいのもいるらしい。ちなみに、海洋プラナリアなる物はでどぎつい熱帯魚色だそうです。(気になる方はこちらをどうぞ→海洋プラナリア)茶色いのは模様や色が何となく柴犬とかシェパードの背中に似ている。食後はうっすらエサの色になる。(レバーならばピンク

常に寄ったままである。これにはいろいろ訳がある。後で述べよう。

住んでるところ

冷たい魚が泳いでる程度きれいな川の、流れの遅い所の岩陰にひっそり暮らしてます。

動きはきわめてとろい

つつーって感じでスムーズに動きますが、とにかくとろい。いや、優雅と言っておこう。貴婦人のように微妙にゆらゆら揺れながら石の上を這ったり、時々水面に腹を出して水の表面張力ですいーっと泳いだりするのです。安心してるときは縮まって楕円形になり、ひたすらじっとしている。かと思ったら急に動き出す。この加減がかわいくてたまらないのです。実は体中に肉眼では見えない繊毛がもじゃもじゃ生えていて、それを一生懸命動かして動いています。

 

お口はどこ?

三角の頭とかわいい目から、「そのすぐ下にかわいいお口があるんじゃないの?」って思うでしょ?実は、体の真ん中からにゅう〜っと出てくる変な管咽頭と呼ばれる)がプラナリアの口&出口入るのも出るのも同じ穴です。腹側からでてきます。餌をやると、これを伸ばしてちゅうちゅう吸います。出すときは、お尻を「う〜〜〜んっ」といった具合に反り上げて、にょにょ〜っと出します

 

再生!?
そして、切っても切っても再生するのだ!
どこを切っても残りの体の部分を作ってしまう(@@)

 

 

 ミラクルな再生

ところで、プラナリアは頭の近く、もしくはしっぽの近くで切っちゃうと、変な再生をしてしまう。その理由は、頭に近いほど、「頭をつくれ!」という命令物質が濃く存在するからである。この命令が濃い方向に頭、薄い方向にしっぽができる。

 

赤いのが頭になる命令

 

 

だから、こうやって切ると、

 

真ん中のは、、、

正常

 

しかし端っこのは、、、

  

「、、、。」

こんな風に頭がどっち?とか、腹はどっち?ってのを決める性質を、「極性」って言います。

 

もっとミラクルな再生

うぎゃ(><)

(最新図説生物/浜島書店より)

 

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