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2004.04.21 TM NETWORK DOUBLE-DECADE "NETWORK™"in YOKOHAMA ARENA

■ 序章

始まりは2003年クリスマスに届いた黒い封筒でした。
届いた黒い封筒の表面には「TM NETWORK DOUBLE-DECADE」とプリントされていました。
「おぉ~TMから封書が届いた~」
震える手で慎重に封を開けると・・・・・

Dear FANKS

という言葉と3人からのメッセージが。
感動に目をウルウルさせながら目を通しました。
そして同封されていた20周年の2004年4月21日にライブの予約申込書。

これは参加せねば!というかこんな演出されちゃ参加しない訳にはいかないでしょう。

で、とりあえず会社のことは考えず参加を決定!

というわけで当日と次の日は有給をとりました。
当日関西上京組5人でのぞみに乗っていざ横浜へ!
14:00時ごろ新横浜到着。すぐさまホテルにチェックイン。
部屋はちょうどアリーナを見下ろせる某ホテルの28階でした。
ホテルの部屋でのんびり休憩しているとグッズの列らしきものができ始めたので15:00頃アリーナへ。
1時間近く並んでグッズ買いました。
パンフ、フィギュア、ブレスレットにTシャツ、傷テープ。そしてCAROLのDVDゲット。
フィギュアは一人一個に制限されていました。今回はパンフもゲットできました。
Log-onの時は会場に付くのが遅くてグッズは何も変えなかったので・・・・・

その後ラーメン博物館で腹ごしらえして、準備完了!

いざライブ突入!!!

Log-on以来の横浜アリーナ。座席はアリーナ席だったので、ステージははるか遠く。(Log-onの時はさらに後ろだったのでだいぶんマシだったけど。。。)
でも、こんな意味のある日にTM NETWORKのライブに参加できることに感激していました。
10年前の(もう10年もたつんですねぇ)LAST LIVEには参加できなかったので。。。。

■ オープニング

ステージ上には巨大な錨のようなオブジェとDOUBLE-DECADEの三つのパラソルの垂れ幕らしきものがかかっていました。
今回はどんな演出かな~。

19:15分頃、暗転しステージ上の錨のようなオブジェが天井まで迫上がり、
ステージ奥のスクリーンに映像が流れ出しまし、金曜日のライオン(オリジナルバージョン)が流れ出しました。
それに続き、20周年を振り返るように過去のプロモーションビデオがスクリーンに映し出されていきました。

そしてライブに突入~

■ 1曲目 『SCREEN OF LIFE -EXTENDED MIX-』

一曲目はどの曲をもってくるのかなと色々想像をめぐらせていました。
20周年なので節目の曲で「金曜日のライオン」か「SCREEN OF LIFE」
もしくはブレイクのきっかけになった「SELFCONTROL」「GET WILD」あたりかなと。。。
アレンジはほぼアルバムバージョンでした。私はシングルバージョンよりアルバムバージョンの方が好きなので嬉しかったです。

やっぱり生で聴くとかっこいいですね。全身に響いてくるリズムがなんとも心地かったです。
気になっていたウツの「ぶん~」は・・・・興奮してよく覚えていません。でも覚えていないって事は違和感なく聴けたって事ですよね。

■ 2曲目 『RHYTHM RED BEAT BLACK』

リズムが新しくなっていましたが他の部分はほぼ原曲どおりのアレンジでした。RHYTHM REDのときはハードロック色が強かったですが今回はちょっとダンス調になっていました。

■ 3曲目 『KISS YOU』

シングル版のKISS YOUの無線で話す小室さんの声と共に前奏に突入。
ステージと会場の掛け合いでステージと観客の一体感が増したように感じました。

ここでウツのMC。「20周年のお祭りということで、飲みまくり・・・・・はないか、歌いまくり、踊りまくり・・・」。
は~い。お酒は飲めないけど今夜はTMに酔いまくりま~す(笑)
私は体があったまってきたのでジャケットを脱ぎ踊る体制万全!!

■ 4曲目 『BE TOGETER』

前奏の音が少しトランスチックにアレンジされていました。前奏が始まった瞬間待ってましたとばかりに会場の空気が一弾と熱を帯びましたね。
私はというと、何故か目頭が熱くなり鳥肌が立ちました。好きですからこの曲。しかもライブで盛り上がれる最高の曲~

■ 5曲目 『GET WILD』

そして会場の空気が弾けんばかりに盛り上がった所で、王道の「GET WILD」。オリジナル版を基調にしたアレンジでした。
スクリーンには「香港で撮影されたGET WILDのPV」と「ステージ上のウツ」、「少し妖しいあのGET WILD DECADE RUNのPV」が同時進行で映しだされていました。現在のウツに昔のウツを見比べることができ、20年と言う歳月の長さを感じさせられました。

ここでまたウツがMC。「次は第三期の曲です。」
「??????」。第三期っていつ?

■ 6曲目 『10 YEARS AFTER』

どうやら「第三期」とは再始動後の事らしい。そう言われれば、そうなんだけどいきなり言われてもわかりませーん(笑)。

前奏が流れ出した瞬間、なるほど~って感じでしたね。よく考えたら、タイトルからしてこの日に演奏されずしていつするのだ!
ここでもステージ奥のスクリーンには「10 YEARS AFTER」のPVが流れ、
「 あぁ、PVも見たい、ステージ上の3人の姿も見たい。あぁどっち見たらいいのだ~。」

■ 7曲目 『WE ARE STARTING OVER』

ここで、木根バラ投入。再始動後のTMの曲はなんだか大人っぽくなりましたね。やはり聴かせてくれるよい曲です。

そしてウツがMC。「次は懐かしい曲」

■ 8曲目 『TELEPHONE LINE』

木根バラ最高~。やはり良い曲は人気がありますね。前奏が始まった瞬間、会場から感動のどよめきが。
ウツの澄んだ声とてっちゃんのキーボード、木根さんのギターのハーモニーは絶品でした。

■ 9曲目 『1974』

アルバム版の前奏の女性の英語の台詞が流れると会場のテンションがあがり始めました。そして少しトランシーに味付けされた1974。この曲も20周年には欠かせない曲ですね。
私はここでまた感涙。ほんとこの日は涙もろくなっていた私です。
最後のサビのウツの低音では観客から歓喜の声が聞こえました。この日のウツは本当に透き通った声が出てましたね。

これは後で知ったことですが、前奏の英語の台詞を入れた女性、会場に来ていたそうです。(みっこちゃんのサイト参照)おぉ~やはり20周年!
案の定スクリーンにはあの時代を感じさせられる「1974」のPVが流れていました。(笑)
曲はすごくかっこよくなっているのに映像は当時のまま。やはり20年という歴史を感じさせられる一瞬でした。

■ 10曲目 『Just One Victory』

原曲の前奏のメロディが流れてきて、ステージ奥のスクリーンに「CAROL」の映像が流れ出しました。「おぉ JUST ONE VICTORY~」って思っているといきなり聴いたことのないインストに突入。おぉ全然アレンジ違う~!テンポ速い!トランシー!なんだこれー!かっこいいー!!
長いインストの間、ウツがステージ中央のてっちゃんの近くに設置されている巨大なパネルを操作しているのが見えました。でも遠すぎて何が映し出されているのかはよく分りませんでした。
そしてトランシーなインストが終わり聞きなれた前奏のメロディーが流れだし、ウツのボーカルが加わり、全く別の曲になった「JUST ONE VICTORY」がはじまりました。そう、別アレンジというより、別の曲でした。
新生「JUST ONE VICTORY」
途中、歌詞も一部変っていたし、テンポが速くなった分メロディやタイミングにも手が加えられていました。
これは必聴です。

■ 11曲目 『TIME TO COUNT DOWN -LABO MIX-』

そして会場の興奮冷めやらぬ中、「ア~ア~ア~ア~」(笑)と「TIME TO COUNT DOWN -LABO MIX-」に突入。
アルバム版はウツのボーカルでフェードアウトするのでどうするのかと思っていたら、きちんとウツのボーカルでサビがありました。

ここでまたウツのMC「ウツのMC。 「僕たちは、何年も前から『自己責任』って言ってましたね」。
自己ということは「SELF」
という事は次は・・・

■ 12曲目 『SELF CONTROL』

期待を持たされつつ始まったのは、通常の前奏ではなくライブでのみ演奏されているタイプの前奏。
そう、 シングル「KISS YOU」のC/Wで収録されているタイプの「SELF CONTROL」です。
いやおうなく期待させられるにくい演出ですね。トリビュートでもやったので今回は聞けないかなと思っていたので嬉しかったです。

■ 13曲目 『LOVE TRAIN -EXTENDED MIX-』

苗場でやったバージョンではなくアルバム「NETWORK -Easy Listening-」に収録されているニューヴァージョンでした。
しかし、新しくなった 「LOVE TRAIN」ってかっこよすぎ!最高~~!!!

■ 14曲目 『TAKE IT TO THE LUCKY(金曜日のライオン) -ALBUM MIX-』

そして続けざまに新バージョンの「TAKE IT TO THE LUCKY(金曜日のライオン)」。こちらもアルバム「NETWORK -Easy Listening-」に収録されているニューヴァージョンでした。個人的には「SCREEN OF LIFE」のC/W版の方がすきですが、こちらもかっこよくなって、トランシーになってGOODです。

そして演奏が終わり天井から巨大な錨みたいなオブジェが下りてきて、メンバーがステージを去っていきました。
「え~、もう終わり?」という気持ちとは裏腹に会場は休憩モードに突入(笑)。
いやぁTM NETWORKのファンって年齢層広いもんね。こんなところでも20年の歴史とTMの偉大さを感じさせられますね。
みんな席に座ったままアンコールの手拍子を行いながら待つこと数分、
錨がまた天井に上がりだし着替えたメンバーがステージに帰ってきました。

■ アンコール 1曲目 『NIGHT OF THE KNIFE』

やっぱりきましたかこの曲。FANKSにはいろいろな意味で思い入れのある一曲。10年の節目の曲。
アレンジはほぼ原曲どおり。きれいなメロディにきれいなハーモニー。
私は生で聴くのは初めてでした。

■ アンコール 2曲目 『PRESENCE』

アルバム「NETWORK -Easy Listening-」 より最新曲。
この曲もコーラスが厚くて素敵ですね。このコーラスの厚さや、雰囲気は初期のTM NEWORKを感じさせられるのは私だけでしょうか。
そしてこの曲を最後に持ってきた意味。私たちFANKSへのメッセージとも感じとれました。

ちょっと記憶が確かではないのですがアンコールのどこかでウツから「武道館Final」の告知がありました。
あぁ行きたい~!!。でも予算が~。でも行きたい~!!

「SCREEN OF LIFE」のインストの中、メンバーがステージ中央に集まり最後の挨拶。
ステージ左右に設けられたスペースに歩いてきて挨拶。
てっちゃんが楽しそうにメンバーを急かすようなしぐさをしていたのが印象的でした。

そしてステージの裾に去っていくメンバー達。
「ん?メンバー紹介してないやんかーーーー」と思ったのは私だけ?(笑)

■ 総評

今回のライブについて様々な意見をみました。好意的な意見、批判的な意見。
それは人それぞれが感じることが異なっているでしょうし、期待していた内容によってもかなり変ってくるでしょう。

私としては、新しいTM NETWORKを感じられるライブだったと思います。
過去を懐かしむのはトリビュートまで、今回のTMはこんな感じよっていう前夜祭的な位置づけだったように感じます。
今回のライブのタイトルも「TM NETWORK DOUBLE-DECADE "NETWORK"in YOKOHAMA ARENA」となっていますしね。

「TM NETWORK LIVE IN NAEBA'03 -FORMATION LAP-」 で助走が始まり
「TM NETWORK DOUBLE-DECADE "NETWORK"in YOKOHAMA ARENA」で明確な方向性を示して
「TM NETWORK DOUBLE-DECADE TOUR」 でベールを脱ぐ。
まだまだTM NETWORKは走り続ける。

そんなメッセージを受け取った気がします。

ただ一つだけ不満を言うとすれば
「曲数すくない!!!本番はこんなんじゃ満足しないぞ!」
ですかね(笑)

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